エンディングノートと生前対策
エンディングノートには財産の項目があります。この項目を使って、「生前対策」と呼ばれる、相続や相続税の対策を生前に行うことで、相続人の負担をできるだけ軽くすることもできます。
ではまず財産の項目を使い、実際に財産を整理してみましょう。
1. 預貯金 メガ、地銀、信金、JA、ゆうちょなど、通帳は何冊ありますか? ハンコはいくつ? クレジットカードもありますか?
通帳は解約の時に面倒になるので、3~4冊にまとめておき、ハンコも減らしましょう。
ノートには銀行名と口座番号だけ書いておきます。ネット系の銀行、証券会社も忘れずに!
2. 自宅不動産 市区町村で固定資産税評価証明書を入手します。近くの不動産会社で時価も確認してみて下さい。
3. 生命、医療、火災保険 証書で死亡保険金額を確認してください。契約保険会社に問い合わせて、疑問点は解決しておいてください。
4. 借入金 住宅ローンなどありませんか?あれば合計から差引できますので、記入します。
5. 通帳、カード、ハンコ類、権利書など 上記の保管場所もノートに書いておきます。
以上で、財産はおおむね把握できました。ノートに日付を入れるのを忘れずに。
口座の解約は本人でないとできないことはないですが、面倒ですし費用もかかります。
巷には事前相談から遺産分割まで一切を任せるサービスもあるようですが、最低費用に加え、弁護士費用などは別途のようです。
できるだけ自分でやりましょう。
もちろんNPO終活サポートネットワークもお手伝い致します。お気軽にお問い合わせくださいね。